
しばらく待つと大角さんが漁から戻ってきた。真っ黒に日焼けし、正に海の男という感じ。挨拶もそこそこに、さっそく島内を案内していただく。

まず向かったのが舳倉島の北端にある神社『恵比寿神社』。

恵比寿神社は海を見下ろすように崖の上に立っており、西側には美しいが険しい岩場が広がっている。

恵比寿神社のふもとの浜ではおばあさんがユリネを掘っていた。ここは6月頃はオニユリの花でいっぱいになるそう。

続いて舳倉島の西岸を南下。『観音堂』へ向かう。

観音堂のすぐ下には『竜神池』がある。海抜7〜8m程度の、海岸に隣接した場所に淡水が湧いている。この水は決して涸れることがないという。また竜神池にはいくつもの伝説がある。これについては別サイトで紹介したいと思う。

竜神池のほとりには無多神社がある。

竜神池のすぐとなりを一段下りたところに潮溜まりがある。海抜5m程度の高さに、こちらは淡水ではなく、海水が溜まっている。これは波が吹き上げて溜まったものだそうだ。この日は穏やかな天気だったが、荒れた日の厳しさがかいまみえる。

次に向かったのは『金比羅神社』。あまり参拝しないのだろうか、参道に草が生えて塞がっていた。

『八坂神社』。こちらも金比羅神社同様に参道が草で塞がっていた。

舳倉島にはケルン(石を積んだ道標)が多いが、そのケルンがこのあたりは特に多い。低い島を少しでも高く見せようと積んだ、海女が潜る際の目印にした、などと諸説あるようだ。

その後『シラスナ遺跡』へ。出土品は舳倉島内にはなく、輪島市役所に保管されているとのこと。

遺跡のある海岸では小舟で漁をする様子が見られた。

次に向かったのは舳倉島の総本社『奥津比盗_社』。「西の宮」「舳倉権現」などと俗称される田心姫命(たごりひめのみこと)を祀った延喜式内社。江戸時代に遷座されたと言われている。



ここまでで島の南端までやってきた。東側の岸を北上、舳倉島港へ向かう。入り江に沿った道を進むと今朝乗ってきたニューへぐらが係留されている。その港のすぐ脇に『海士町自治会舳倉島製塩所』がある。6トンの海水を10日かけて低温で蒸発させて作られる塩は海のミネラルをたっぷり含む。時折三角形の結晶ができるらしい。


これで大角さんの案内は終了。ちょうどランチタイムとなったため民宿つかさに戻ることにする。